じんしゃん小姐の日常

日々のよしなしごとを綴るブログ。

「変えたい」「変わりたい」を叶える断捨離

ここ半年ほど、断捨離にハマっています。

きっかけは「なんかここ最近嫌なことが続くなあ」と思ったこと。

パートナーとの喧嘩が頻発したことが主な理由ですが、ほかにも原因不明の肌荒れに悩まされたり、それまで息をひそめていた精神疾患双極性障害)が表に出てきて心身ともに不調に陥ったりと、とにかく色々な面で調子が悪く、漠然と「何か変えねば」と思ったんです。

そこで手っ取り早く「変化」が見られる行動として、断捨離を始めました。

もともと家の中は物がそれほど多くなく、比較的すっきりしていたのですが、細かく見ていくと意外にも不要な物がたくさん見つかりました。

冷蔵庫やパントリーに眠っていた賞味期限切れの食品、旅行先のホテルから持ち帰ったアメニティ、大昔に買ったけれど今は気に入っていない食器、一度着てみたものの着心地が気に入らなくてクローゼットの肥やしになっていた服、服を収納していた衣装ケース、すでに興味を失っている積読本……などなど。

それらのものを全て処分し、家の中はますますすっきりしました。

実は、物質的な「物」を捨てるのは簡単。問題なのは「思い出」です。

断捨離を進めるにあたってたくさんの断捨離本や片づけ本を参考にしましたが、何冊かの本に「思い出を整理する」という項目がありました。

なかでも印象深かったのは、櫻庭露樹さんの『全捨離したら人生すべてが好転する話(運を引き寄せる実験)』という本のなかに書かれていた、とあるエピソード。

ある女性が結婚したいのに彼氏ができず、困って櫻庭さんに相談したところ、櫻庭さんは「もしかして元カレの写真を持っていませんか」と指摘。櫻庭さんはその女性に「スマホに残っている元カレの写真を全て消すように」とアドバイスし、女性がそのとおりに実行したところ、後日すぐに新しい彼氏ができたのだとか。

「古いものを捨てると、新しいものが入ってくる」

そういうことらしいのです。

というわけで私も思い出を整理し始めたのですが、これがなかなか進まない。

元カレからのプレゼントなどは前述した本の勧めに従ってすぐに捨てましたが、過去に行った海外旅行の写真や友人からもらった手紙、亡くなった親族からのメッセージ付きのお年玉袋などはなかなか捨てられず。

また、FacebookInstagramなどのSNSの過去投稿も読み直して、気に入らないものはちょこちょこ削除しましたが、後になって「自分の人生の軌跡を消してしまっていいのだろうか……」と後悔したり。

なんかこう、「捨てたら取り返しがつかない」と思って、捨てられなかったり、捨てても後悔したりするんですよね。

でもよくよく考えてみると、それって「過去にとらわれている」とも言えるよな、と思って。

過去の思い出ももちろん大切なんですけど、それ以上に「今この瞬間を存分に楽しむ」ことのほうが重要なんじゃないかと思うんです。

見返してみて、「今」幸せな気持ちになったり、勇気や元気が湧いたりするものは残して、単純に「なんかもっていないから」とか「捨てたら取り返しがつかないから」といったマイナスな気持ちが伴うものは潔く捨てることにしました。

断捨離をしていくなかで、空間だけでなく心の中もすっきりしたような気がします。

実際、肌荒れこそまだ続いているものの、心身の調子は整い、パートナーとの喧嘩も減りました。効果てきめんです!

 

「何か変えたい」

そう思ったら、断捨離がおすすめですよ!