じんしゃん小姐の日常

日々のよしなしごとを綴るブログ。

「問題」なんて最初からなかった

これまで私は、自分のなかの嫌なところや弱いところを、「問題」として捉えてきました。

例えばすぐに泣くところ。ショックなことや悔しいことがあったりすると、人前でも自然と涙が出てきてしまいます。

「いい大人が……」と、所構わずすぐに泣いてしまう自分が情けなくて、自分のそんなところを「直さなければ」と思っていました。

でも、最近心屋仁之助さんの本を読んで、その考えが少しずつ変わってきました。

『心屋仁之助の「いい人」をやめてスッキリする話』という本に、こんな一節があります。

 

“悩みや問題って、つまりは、

「自分の思い通り、理想通りになっていないこと」

です。

だから、その人とまったく同じ状態に置かれても、悩まない人もいます。

つまり、悩みや問題って、結局は「自分の頭の中の問題」なのです。”

 

心屋さんは、私たちが「問題」だと思っているものを、もう「問題にしなくていい」「問題だと思わなくていい」と言っています。

最初から問題などないのだから、「なんとかしようとしなくていい」のです。

 

私が今まで「問題」だと思っていたこと、自分の嫌なところや弱みというものは、私が「これがあると他人から嫌われたり叩かれたりするかもしれない」から「なくさなければ」と思っていたものです。

つまり私は、誰からも嫌われない、誰にも迷惑をかけない「いい子」であろうとしていたんですね。

「いい子」に見られようとして、無理に愛想を良くしたり、空気が白けないようにと得意でもない冗談を言ったり、「いい大人のくせして」と馬鹿にされないように一生懸命涙を隠そうとしたり……

そうやって誰から見ても非の打ち所がない人間に「見せかける」ことをがんばっていました。

でも、ふと思ったんです。

私は一体、「誰」になろうとしているんだろう?と。

 

自分が自分について嫌だと思っているところ、ダメだと思っているところも、ほかの人から見たら何でもないかもしれない。

それに、そういうところがあるからこそ、いいところもいっぱいあるのかもしれない。

いいところも悪いところも全部ひっくるめて、それが自分。それが「自分らしさ」という「魅力」。

だからもう、自分を否定しなくていい。「直さなきゃ」なんて思わなくていい。そのままでいい。

そういうふうに思うようになりました。

 

これからは「魅力全開」で生きよう。